怪談好きでしょっちゅう怖い話を見ている女です
猫又家で一番の怖い話好きと名高い
次女の話です。
オカルト好きな訳では決してなく
怪談の語り自体を、落語や講談と同じように
一種の話芸として聞いています。
「ちがうのちがうの、
怪しい人じゃないのよ」
と言い訳をしたところで
信じてもらえることは
あまりない。
「見る力」というのも
私にはありません。
ないから楽しめるのかも。
怖い話系。
「怖い」気持ちは、後になって感じる。
城谷歩さん、村上ロックさんなど
プロの話芸を常日頃聞いているうち
怖い体験というのは、
ひやっとしたり、ぞくっとするものだと
考えるようになりました。
でも、そうでないことも
実際にはあるのです。
姉妹に話さなければ
なんてことのない出来事で
忘れ去っていた。
鬼を語れば怪至る。
ほんとうに、
科学では説明できない
不思議な出来事は存在するのですよね。