吸い口のない虫刺され
猫又家に遊びに行った、その日は
横殴りの雨が降っていました。
特段草木のそばを通ったワケでもなかったけれど
つびに腕の腫れを指摘された時
真っ先に「アブかブヨにやられたかな」
と思いました。
蚊やダニにしては腫れる範囲が大きいし
痛みを感じてはいなかったのです。
でも、吸い口が見当たらないので
こりゃ虫刺されではないな、と。
つびは蚊に刺されても
すぐ気づくそうです。
感覚過敏だからね。
痛みに鈍感なのも考え物
感覚鈍麻である、まかの言動を
目の当たりにしてきたつびは
そんな場所にはないリンパ腫を疑うまかを後目に
打撲だとアタリをつけました。
当の本人は時間が経ってから
「そういえば昨日、どこかに
どこかを強打して皮がむけたかも」
でも、一昨日のような気もするし
腕だったかも覚えていない
ので、やっぱり結節かもしれないと
不安になりだしました。
それから数日経った今、
案の定腕の腫れは痣になっているので
やっぱり打撲でした。
感覚過敏も生き辛いけど
感覚鈍麻も大変なのだよ。