計算障害(LD)の話をする

ADHD/次女

頑張っても頑張っても、数字の概念が理解できない

学習障害のうち、計算障害を持っています。

その診断が下ったのは、発達障害の診断を受けた時です

IQのチェックをしたときに発覚しました。

社会に出てからは自動計算などが発達しているので

この障害で困ったことはあまりありませんが

学生時代は地獄です。

試験の得点の凹凸が激しすぎて

親や教師からは口酸っぱく「学習が足りない

頑張ればできる」と言われていました。

従順な子供でしたので、言えなかったし

本当にそう思い込んでいたのですが

「十分すぎるほど頑張っても、理解できなかった」

のです。

暗記すれば良いものと違って、きちんと理解していないと

応用がきかない分野ですよね、数学って。

今思えばどうやって乗り切っていたのか。

6割7割の得点をマークできる時もあったので、です。

ペンはすらすら走っていた。式も書いていた。

当てはめるべき数式もわかる。途中式も書いている。

でも解が異なる。

途中式で得点も貰えない、そもそも出発点が違ったんだと思います。

公式が分かったところで数字を扱えないのだから

計算が誤っていることに気付かずどんどん解いてしまう。

「うーん?わかんない」と考え込んで書けない、のではないのです。

今日は8割いける」と思って全部解いて0点ですから…

ショックはかなり大きかったです。

ですから、頭が悪いのではなく

数字に関する処理を司る回路が発達していないのでしょうね。

学習障害は広く知られていなかったので、誰も

私がLDだとは気づかなかったのです。

数字に関する恐れと憧れを抱く

社会人になってからも、計算ドリルなどで

数学を克服する努力をしてきました。

出来ない自分を受け入れられなくて。

でも、だめでした。時間ばかりかかって

それが出来たとして、努力せずにさっと出来る人に

到底及ぶはずもないですし

時間も有限です。

ただ、数字の美しさは分かります。

壮大で、簡素で、整然としていて。

その世界を理解したい思いはずっと抱いているので

苦手ですが好きです。

今はそう思います。片思いですが。

今日の発達まとめ

努力しようが意欲があろうが
諦めなかろうが、どうにもならない
不得手は存在する。

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