「使いこなしたい」から「たのしむ」へ
手段が目的にすり替わってしまうことは
人生において、往々にありますよね。
明確なゴールがあった筈なのに
お金だけが目的になってしまったり。
素敵な関係を築くのが目的だったのに
相手のスペックばかり気になるようになってしまったり。
私は注意力が散漫で、持久力がなく
飽き性なので…手帳の類は三か月くらいしか
埋められない…という問題を常に抱えていました。
手帳を書くことが目的になってしまっていたのですね。
それじゃあ野暮ですよね。
手帳をたのしむようでなければ。
手帳を使って何をしたいのか
才能がない、経済力がある訳ではない、若さもない…
残されたものって何だろう━━と考えた時に
「心」「健康」「時間」だと気づきました。
その中で一番管理しやすいのが時間でしょう。
時間を管理できれば(完璧ではないにしろ)
健康がついてきて、心もついてくるんじゃないか。
自分自身に余裕が生まれれば、自ずと環境も変わり
選択肢が増えるのではないかなと考えます。
私が手帳を使って行いたいのは、
自分自身の目的地を忘れないこと、
時間管理を習慣化することです。
自分が「好き」と思える一冊の手帳を使って
カズンのHON、お高いんですよ。
当然戴いたものです。だからこそ大切に大切に
一行も余すことなく活用したく
去年からページを埋めて
毎日せっせと書いています。
綴じ手帳を使って時間管理をし
それでも余るアイディアや備忘録をシステム手帳に。
そんな風に運用しています。
書きやすさ、取り回しのよさ
ページを省けない不自由さ━言い換えるなら
「ぜんぶここに書いてある」安心感が
今私が好きだと言える理由です。
デザインは言わずもがな(HON)
理論的なあたたかさも(フランクリン)
漫画家と紙の手帳は相性がいい。
苦しんでいるときも、
愉しい時も
いつでも黙って寄り添ってくれるから。