発達障害の文献や報道に思うこと
子供の発達障害には、もちろん
親族や周りの協力は不可欠です。
ただでさえ、客観的な判断ができない年齢ですからね。
しかし大人の発達障害については
異論があります。当事者として。
大人の発達障害の大前提に「周囲の協力」
が大々的に掲げられていることで
発達障害を「理由」にしてしまう
大人の発達障害が湧く事実もある
みかんちゃんみたいに…。
周りに迷惑をかけている自覚を持つべき
発達障害か、そうでないか
明確なボーダーはありません。
専門医でないと正しく診断すらできません。
ただ、分かっていることはあります。
「自分の特性は、周囲の迷惑になっている」
ことを、発達障害当事者が自覚しないと
周囲はとてつもなく消耗する
発達障害当事者は、能力の凹凸が激しく
一般的に得手不得手が激しいとされています。
身内や親しい人は、そのことを察したり
理解してあたたかく見守ってくれるかもしれません。
でも、それは義務ではない。
善意でやっていること。
当事者が、身内とはいえ他人に対し
「理解して!協力して」
と要求すべきことではないはずです。
程度にもよるが、自分自身が障害に惑わされてはいけない
発達障害。
もし、これを読んでいるあなたが
発達障害の疑いがあるなら。
あるいは、発達障害の診断が下りたなら。
どうか自分を卑下しないでほしい。
特別視もしないでほしい。
エジソン始め、歴史上の偉人は
発達障害であったとされていますが
エジソンと私達の能力は
全然違います。
能力の凹凸があるのが同じ
というだけで同じ人間ではないのです。
無理に普通にならなくて良い。
だって普通って定義すら明確じゃありませんから
普通にはなれっこないのです。
でも、だからといって
発達障害を免罪符にして良い訳はないでしょう?
周囲の人は口にしないだけで
私達のフォローをしてくれているのです。
なるべく、自分で自分をフォローできるよう
正しく特性を理解してリマインドしましょう。
何もしなければ1回も成功しません。
100回やれば、3回くらいは
成功するかもしれませんよ。