彼氏が子供部屋おじさんだった
30過ぎて実家を出たことがなかったイヌ夫。
靴下ひとつ、パンツ一枚
自分で洗ったことがありませんでした。
片道数時間かかる営業所に
異動になった時さえ
実家から通ったという話を聞いて
私はこれまでの、彼の
年齢に見合わない言動の合点がいったのです。
のらりくらり物件を決めない
「いつかは独立する」
イヌ夫は言いましたが私は逃しませんでした。
今月中に物件を決めなければ、別れる。
断固として譲りませんでした。
のらりくらり
家賃がどうとか、駐車場がないとか、
駅から遠いだとか
契約できない言い訳ばかりしていました。
イヌ夫はプロフィールで
「一人暮らし」と
嘘をついていました。
別れる前に、せめて
その嘘を本当にしてほしかった。
だから私は言いました。